SWF – 説明

SWF(スモールウェブフォーマット)は、Macromediaによって開発されたShockwave Flashファイル形式のファイル拡張子です。現在はAdobeが保有し、マルチメディアやベクターベースのアニメーション、ActionScriptで書かれたインタラクティブコンテンツに使用され、動画やベクターベースのアニメーションおよび音声をウェブにアップロードする際によく使われています。また、アニメーションや様々なレベルの双方向性や機能を持ったアプレットに対応しています。

ファイル名拡張子: SWF

カテゴリー: ベクターグラフィックアニメーション

人気度: 非常に高い

開発: FutureWave Software、現在はAdobe Systemが保有

SWF形式開発の目的

SWFは、ベクターグラフィックおよびアニメーションをより簡単にウェブで配信するために開発され、バナー、広告、ゲームや動画などに頻繁に使用さています。SWFが開発された目的は以下の通りです。

予測不可能な帯域幅での配信 — SWFはビットパッキングといった技術を使ってファイルサイズを小さくします。ファイルは小さく圧縮されるため、ネットワークに制限がありスピードが遅い場合でも配信が可能です。

画面での表示 — SWFはもともと娯楽用アニメーションを画面に表示するために開発されています。いかなる色形式、アニメーション、ベクターグラッフィクにもアンチエイリアス処理された、高品質かつ高速でのレンダリングが適用されます。

ファイルの独立表示 —  ファイルは外部ソースや設定に関係なく表示されます。例えば、ファイルに使用されているフォントがパソコンに設定されていない場合でも、そのまま表示されます。

ファイルの高速レンダリング — ファイルは高速かつ高品質でレンダリングされます。

下位互換性 — SWFはエクステンシブルフォーマットであるため、旧型のメディアプレーヤーとの互換性を維持しながら、新しい機能を展開することができます。

SWF形式と関連するファイル形式

FLA(編集可能なSWF)など、SWFと関連のあるファイル形式の中からもっとも一般的なものを見てみましょう。

FLA — FLAファイル拡張子は、ウェブページのグラフィック、音声、動画ソースといったウェブサイトの構築に広く使用されている形式です。Flashが使われているソフトウェアを使えば編集してSWFへコンパイルすることができます。ファイルがすでにSWFに圧縮されている場合、大抵はFLAファイルにアクセスすることができません。しかし、逆コンパイルツールを使ってSWFからFLAファイルを抽出することができます。

FLV — FLV(フラッシュビデオ)は、動画をインターネットで配信したり、ウェブ上に埋め込んだりする際に使用するファイルコンテナ形式です。FLVファイル内での音声や動画データのコード化は、SWFファイル内でのコード化と同様の方法で行われます。このファイルを再生するためにはAdobe Flash PlayerまたはFlash Playerプラグインが必要となります。

F4A — このファイルは文字通りAdobe Flash MP4音声ストリームファイルで、iTunesで使用されるM4Aファイル用のAdobe拡張子ファイルで、音声だけが保存されています。

F4V — F4VファイルはiTunesで使われているM4Vと似ており、MP4形式を元に開発された形式です。Flash Player 9 Update 3以上であればこのファイル形式のファイルを再生することができます。F4Vは、FLV形式の次によく使われるフラッシュビデオファイル用のコンテナ形式です。

XFL — この形式はFLAファイルのXMLベース版です。プロジェクトの重要な情報がすべて含まれます。

SWF形式に関連するデフォルトソフト

Adobe FlashAdobe Flash — Shockwave FlashおよびMacromedia Flashとして知られたこのソフトは、ベクターグラフィック、アニメーション、動画コンテンツを使用したウェブサイトを作成するためのオーサリングアプリケーションです。音声および動画の配信にも使用することができます。

Adobe Flash PlayerAdobe Flash Player — Adobe Flash Playerは、Adobe Flash (SWFファイルを含む)を使って作成されたファイルを再生するために使用されるウェブブラウザ拡張機能です。パソコン用とモバイルデバイス用があり、様々な状況でフラッシュビデオやゲーム、アプリケーションを再生することができます。

SWF形式のソリューション

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動画をSWFに変換 — SWF形式は、サイズが小さい上、高品質かつ高速で配信できる人気のフォーマットで、今でも業界では動画に標準的に使用されています。動画共有サイトやFacebookといったソーシャルネットワーキングサイトでもフラッシュビデオのアップロードや共有が許可され、コメントやフォロー、「いいね」ができます。こうしたウェブサイトで自分が興味ある動画を共有したい方は、SWF形式に変換しましょう。高速で好きなだけアップロードすることができます。

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AVIをSWFに変換 — ウェブページにAVIファイルを埋め込みたい場合には、まずファイルをフラッシュビデオSWFファイルに変換した方が良いでしょう。SWF形式は、画像を画面上に表示してインターネットで配信するために開発され、ファイルサイズが小さく、高画質であるという特徴を持っています。

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フラッシュビデオの録画 — フラッシュビデオやアニメーションはウェブサイトで使用されています。インターネット接続を使えば閲覧は可能ですが、ダウンロードしてオフラインで再生したいという場合には問題があります。DRMによって保護されているものは個人的にダウンロードすることができないからです。そういった時にDRMを気にせず問題を解決してくれる方法が、画面録画プログラムを使って動画を録画する方法です。

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