MKV形式とは
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MKV形式とは

前回更新 2018/08/14 更新者

MKV(あまり知られていませんが別名Matroska Videoとも言います)は、様々な動画、音声、字幕トラックをひとつのファイルに格納できる無料の標準コンテナ形式です。このファイルは1992年にロシアで開発され、Matroskaの創立者であるSteve Lhommeとプログラマーのチームがその開発を推し進めました。Matroskaという名前は、中身をくりぬいた「ロシアの人形」である「matryoshka」というロシア語から付けられています。MKVはマルチメディアコンテンツを保存するという点においてはAVIやMP4、ASF(Advanced Systems Format)といったコンテナと似ていますが、オープンソースであるという点で他とは異なっています。


ファイル名拡張子: MKV
カテゴリー: 動画ファイル
人気度: 動画ファンの間では非常に人気が高い
開発者: Steve Lhomme

MKV形式の技術的詳細

  • このファイル形式は、動画や音声、字幕をひとつのファイルに格納できるオープンソースのメディアコンテナを開発するための最初のプロジェクト、MCF(Multimedia Container Format)プロジェクトで誕生しました。
  • 通常、Matroskaファイルには音声ファイルのMKA、字幕ファイルのMKS、立体3D動画のMK3D、音声および字幕付き動画のMKVの4つのシリーズがあります。
  • MKVは音声または動画圧縮コーデックではなく、たくさんの音声や動画、字幕をひとつのファイルに格納できるコンテナ形式で、映画やCDをそのまま保存することができます。
  • このコンテナ形式はオープンソースで、オリジナルデータを明記している技術情報は個人が自由に使用できることはもちろん、企業が製品などに使用することもできます。
  • MKVには誤り耐性があり、ファイルが破損しても再生を復元することができます。

比較 ー MKVとHEVC MKV

ご存知のように、MKVは様々な種類のコーデックおよびもっとも一般的なH.264やAVCのメディアストリームを格納できます。H.264の次世代版であるH.265やHEVC(High Efficiency Video Coding)もまた、MKVに格納できる動画コーディング形式です。こうしたコーディング形式を比較する前に、H.264/AVCとH.265/HEVCの違いについて見てみましょう。

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H.264とH.265: H.264またはAVCは現在、動画圧縮形式の主流となっており、YouTube、Vimeoといった動画配信サイトや、Blu-rayディスク、ケーブルや衛星を使ったHDTV放送に広く使用されています。HVECは、ウルトラHDビデオはもちろん、4Kや2Kのウェブ配信や放送に適しています。H.264は最高4Kおよび59.94 fpsまでしか対応していませんが、HVECは最高8Kおよび300 fpsまで対応しています。

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H.264 MKV VS. HEVC MKV: HEVC MKVとはHEVCのMKVファイルです。HEVC形式で暗号化されたMKVファイルはH.264 MKVファイルに比べてビットレートが低いため、H.264形式のファイルと同等の動画品質を保ちながら、ファイルのサイズはH.264の40〜50%も小さくなります。しかし、HEVCの技術はいまだ発展途上で、H.264が動画圧縮ではもっとも人気の形式であることもあり、H.264 MKVと比較するとHEVC MKVへの対応は現在のところまだまだ限られています。しかし、より高度な機能がついたHEVC MKVに対応する機器やアプリケーションはこれから先どんどん増えて行くと思われます。

MKVファイルを再生できるプレーヤー

vlcVLCメディアプレーヤー — VLCメディアプレーヤーはオープンソースかつクロスプラットフォーム型の携帯メディアプレーヤーで、MKVファイルの再生に最も適したツールです。ほぼ全種類の音声および動画形式に対応しているため、この形式のファイルを再生するために別のコーデックをダウンロードする必要はありません。
fmpFinal Media Player — Final Media Playerでは、MKV以外にも40種類以上の音声形式と40種類以上の動画形式を再生することができます。しかし、Windows 8、8.1、Vista、およびXPを搭載したパソコンでしか使用することができません。
5k5KPlayer — 5K Playerはユーザが分かりやすい基本的なユーザインターフェースとなっており、無料音楽ダウンロード、DVDおよび音楽再生といった追加機能がついています。
mplayerMPlayer — MPlayerは、物理メディア、コンテナ形式、動画形式、音声形式、字幕形式、画像形式など様々なメディア形式を再生することができます。無料かつオープンソースのメディアプレーヤーで、複数のプラットフォームで起動することができます。
divxpDivX Plus Player — DivX Plus PlayerはMKVファイルにただ対応しているというだけでなく、きれいに再生することができます。しかし、商業用に開発されており、このソフトを使ってMKVを再生する場合には料金が発生します。

MKV動画エンターテイメントのための一体型ソリューション

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MKV動画に字幕を追加 — 映画の内容を理解するためには、字幕は非常に大切です。動画サイトからダウンロードしたMKV動画やお店で購入したMKV動画の中には内蔵の字幕を表示できないことがあります。これは映画を楽しむ上では非常にイライラすることです。映画に沿って字幕トラックを加えれば、この問題を解消することができます。

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MKVファイルから字幕を抽出 — MKVには動画、音声、字幕がひとつのファイルに格納されています。字幕だけを別途使用するために、動画から字幕部分だけを抽出する簡単な方法が2つあります。

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サムソンのテレビでMKVを再生 — サムソンの公式サイトによると、サムソンのテレビではMKV形式を含むすべてのメディアファイルを再生することができる、と書かれています。しかし、互換性に問題からテレビで再生できないMKVファイルもあるようです。例えば、MKVファイルにDolbyのTrue audioが含まれている場合にはテレビでの再生はできません。再生するためにはテレビが認識できる音声ファイルに変更するか、ファイル全体を別の一般的なファイルに形式に変換する必要があります。

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MKVをMacで再生 — MKVファイル形式はMac OSには対応していません。Macで再生するためには独立型のプレーヤープログラムをダウンロードする必要があります。内蔵のメディアプレーヤーQuickTimeを使ってMacでMKVファイルを再生する方法もあります。

評価: 4.3 / 5 (合計26人評価) ご評価をいただいて誠にありがとうございました
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著者: 関連カテゴリ:動画変換関連知識, 音声兼動画変換 前回更新 2018/08/14

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コメント (1)

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    目からウロコのわかりやすい記事です。 MKVの自己修復機能のおかげで、TORRENTファイルの不完全DL(いわゆる99.9%病)MKV動画をダメモトでVLCPLAYERで再生してみたらOKでした。
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